インナーイヤフォン・ゼンハイザーMX400
ボーダフォンV603SHを音楽ケータイとして愛用していることは前述の通りだが、ケータイ付属のイヤフォンもそこそこではあったがもっといい音が出せるのではないかと思い立ち、安くて性能の良いイヤフォンはないか調べてみた。
通勤で普通に使うだけなので、あまり高い値のものは除外した。いや、オーディオテクニカのATH-CM7TIなど15,000円程度するがなにしろかっこよく、かなり心が動いたが、今回はもっと手軽なところで値段の割りに評判の良い独ゼンハイザー社のMXシリーズに目をつけた。
現在のラインナップはMX400、500、450、550の4つだが、特に評判が良い400、500を探してみることにした。だが、アキバじゅう歩き回ったが400、500共に極端な品薄であり、やっと1個だけ400を発見、1,680円で購入した。ちなみに500はもう少し見つけることができた。
帰りの電車で早速使用する・・・が、正直あまりぱっとしない。こんなものかと思いつつ使用を続けて二日後の帰宅時、突然それまでとは明らかに違うクリアな音が流れ出した。そう、エージングが進んだのだ。
エージングとはいわば車の慣らし運転みたいなもので、新品よりも少し使用した後の方が性能が良くなるという現象のこと。(今回初めて知りましたが、本当でした。)評判通りのハイコストパフォーマンスだ。なにしろ1,650円だ。
見た目はお世辞にも良いとはいえないし、それにちょっと大きいので耳に収まりが悪い。だがそれが何だというのだ。繰り返すが1,680円だ。それでこの音なら、文句はあるまい?MX400、もしも店頭で運良く見つけることができたなら、絶対のお勧めである。
(写真はケータイ用平口プラグ⇔ミニステレオプラグ変換コードが接続されています。)
コードレスキーボード・ロジクールDN800
私も一応PCヲタクなので、PCは自作機をメインで使用している。最初に組んだPCから随時パーツを追加したり換装したりを繰り返しておりキーボードもトータル2台買ったが、どちらも実売千円程度のもの。高級キーボードに対する憧れは常に抱いていた。
このたびアキバをうろついていると、台数限定でロジクールのワイヤレスキーボードDN800がなんと9,800円で売っており、思わず買ってしまった。これは家電量販店では通常19,800円、アキバで最も安い店でも13,000円程度の品。1万円を切ることはまずない。
憧れの高級キーボード、そしてワイヤレスというので、早速セットアップしたのだが・・・・。
まず、正直に感想を言おう。・・・使いにくい。
本機は見ての通り、薄型のスタイリッシュな外観がウリである。私もそこに惚れたわけであるが、やはり長く普通のデスクトップキーボードを使っていると、このノートタイプのキーは指の位置が定まらないというか、長文を打つには絶対に向いていない。それでももう少し固めのタッチなら我慢できるが、これは軽すぎる。私のサブ機のバイオノートのほうがカチッとしていてよっぽどよい。それに意外と全体的な作りも華奢である。あとNumlockがないのはまあいいとしても、Capslock入/切のお知らせLEDランプがないのはいかがなものか。それにテンキー部もあわせると実は全然コンパクトじゃないのも気になる。
付属のマウスは普通だが、私はすでにチルトホイールマウスを愛用しているので、グレードの低い付属マウスなどおかしくて使えない。だが幸いなことに現在愛用のマウス、ロジクールCLK-C51は本機DN800のワイヤレスレシーバーできちんと認識された。
ネガティブな感想ばかり書いてしまったが、ただし見た目は間違いなくかっこいい。かっこよすぎて現在の私の自作環境ではなんとなく浮いてしまって見えるが、それでもかっこいいことはたいへんなアドバンテージである。それとワイヤレス。いろんなケーブルが這い回っているPC背面から、たとえ1本でもケーブルが少なくなるのなら、私にとってはこれもかなり嬉しい。
実用性を優先させるか、見た目にこだわるか、さてどちらを選ぼうか?
V603SHの音楽ケータイとしての実力は?③
さて、携帯音楽プレーヤーも今や1万円も出せば専用機が買えるのに、あえてわざわざ費用をかけてケータイを音楽プレーヤーにする必然性があるのか?という疑問を抱く人もいるだろう。ごもっともである。
この点、メリット・デメリットをおさらいすると、
メリット:ケータイひとつ持てば済むので、荷物が少なくて済む。
多少の知識と足でアイテムを探す根性があれば専用機より少し(だけ)安く済む
デメリット:知識がないと結局専用機以上に費用がかかることに・・・
バッテリーに不安が残る(V603SHの場合実測ではないがフル充電から連続再生約5~6
時間・・といったところ)
ただV603SHは、音楽ケータイを謳っておきながらメモステduo最大128Mまでしか対応しないSONY機種とか、連続再生に対応しない一部の901シリーズ機なんかよりはよっぽど実用的といえる。繰り返し言うが、メーカーはこの点もっと大々的にアナウンスしてもよい。同機種をお持ちの方は是非試してみていただきたい。
V603SHの音楽ケータイとしての実力は?②
合計11000円もかかるなら、せめてiPodシャッフル512Mと同等の容量は欲しい。先の初期費用から、ミュージックキー1500円はディスカウント不可能であるから、残りの2アイテムを安く仕入れるしかない。
そこで私がアキバで歩き回って見つけたのが以下のアイテムだ。
まずはSDメモリーカード512Mだが、パナやらブランド品はやたら高いのでこの際ブランドにこだわらず探してみたところ、5千円以下でまずまず買えることがわかった。今回はA-DATA製の512Mを4900円で購入。最安ではなかったがA-DATAといっても最近はかなり評判も良い。
そして問題のSD-Jukeboxと著作権保護機能付きカードリーダ/ライタだが、こんなものを見つけた、IOデータ製のPCカード型カードリーダPCSDⅡ-ADP。バージョンは古いがSD-jukeboxも同梱で未使用品980円。実は現在は著作権保護機能付きメモリリーダはパナソニック製しかないと先に記したが、ほんの少し前まではIOデータもこれを販売していたのだ。PCカードタイプというので少し迷ったが、ノートPCも持っているので使えないことはない。何よりこの値段!パナ製の1/7だからねえ。
ということで、ミュージックキー代も含め初期費用は1500円+4900円+980円=7380円
512Mを実装してこれならまあまあの投資だろう。
SD-jukeboxでは、すでに作成済みのMP3を取り込んでセキュア化する。よってあらかじめMP3ファイルは自分で用意しておく必要がある。SDカードに書き込むには「書き込み」ボタンを押すだけだ。しかし一部の曲では曲名がうまく取り込めなかったので、後でケータイ側で曲名を入力し直した。それとプレイリストを作ったうえでSDカードに書き込んだつもりだったが全くできておらず、よって40曲ほどずらりと並ぶだけとなってしまった。私はソフトもハードも取扱説明書やヘルプの類をまず読まない人間なので、きっと何かやり方を間違えたのだと思う。
さて肝心の音のほうだが、クリアで音質調整により低音も良く出る。音の定位がはっきりしており、リバーブもちゃんと聞こえる。これはもはやケータイのおまけ機能のレベルではない。ということで最近は長く愛用していたクリエイティブのMUVO2そっちのけでV603SHで通勤をしている。ただし、バッテリーの消費は早いが・・・。
V603SHの音楽ケータイとしての実力は?①
最近ではW31SAとかW31Sとか(あれ?auばっかり・・)、「音楽ケータイ」を名乗る携帯電話が増えてきた。今やケータイにカメラが付いているのはあたりまえとなり、巷でのiPodブームもあって次は音楽再生機能がケータイの必須機能になる日も近いものと思われる。そこで、ケータイの音楽再生機能はいったいどれほどのものなのか、試してみることにした。
今回のお試し機種はボーダフォンのV603SH。現在のところボーダフォンのハイエンドであるはずの902SHよりも高性能の2G機である。こいつは音楽再生機能どころかテレビ再生・録画、FMも聴けて光学ズーム付きカメラまで備えるというまさに「全部入り」ケータイだ。
本機は、テレビ機能が大きくフィーチャーされすぎて、意外にも実用的な音楽プレーヤーでもあるということはあまり知られていない。メーカーサイドでさえあまり宣伝もしていないように見える。実際、取扱い説明書にさえ詳しいことが書いてないのだ。「CDをケータイにつないで録音しろ」って書いてるんだよ?いまどきそんなことする人いないでしょ。せっかくメモリーカード対応なのだから、PCでメモリーカードにMP3を記録し、それをケータイで再生する、と考えるのが自然な発想だ。しかし、本機ではそう簡単にはいかないのである。なぜかというと、MP3はMP3でも、著作権保護対応を施された「セキュアMP3」にしか対応していないからだ。
簡単に言えば、ただのMP3ファイルはどこに何回コピーしても再生できるが、これをできなくしてしまうのが「セキュアMP3」だ。正規の方法でチェックアウトしたファイルしか再生できず、ファイルの記録場所が変わっても再生できなくなる。不便だが、たとえば私のケータイのメモリーカードを友人のケータイに挿入して、メモリーカードに記録されている曲を友人のケータイの本体にコピーし、これが友人のケータイでも再生できるとしたら、ケータイを媒介してコピーし放題・・・という事態になりかねないと、メーカーが警戒するのも理解できる。
それでは「セキュアMP3」はいったいどうやって作るのか?現在これが作れるソフトはひとつしか存在しない。パナソニックの「SD-jukebox」がそれだ。そしてこれをSDカードに転送するのも、著作権保護機能に対応したメモリーカードリーダ/ライターでなければならず、実はこの機能が付いたカードリーダ/ライターもパナソニック製しかないという、まさに松下の独占市場となっているのだ。このソフトとカードリーダ/ライタのセットが約7000円程度で販売されているが、はっきりいって品薄である。カードリーダ/ライターは単体でも販売されており、USBタイプで2700円くらい。
充分実用的な音楽再生機能を搭載しながらシャープがこれをウリにしていないのはおそらく、こういった敷居の高さが、現状ではMP3が何かも知らない一般ユーザーにはとても理解してもらえないだろうと判断した結果ではないだろうか。わかっている人は特に説明しなくても自力でこの機能を使うから、ノーフォローでも問題ないのだ。
それと本機で音楽プレーヤーを使用するには、別途「ミュージックキー」をweb経由で購入せねばならず、これはいわばV603SHを音楽プレーヤーとして使用する権利金みたいなもので、1500円かかる。
あとは当然SDメモリーカードが必要であり、まあ128Mくらいで妥協できるならブランドにこだわらなければ2500円程度でなんとかなるだろう。カードの容量は予算と相談してなるべく大きいものを選べばよい。
ここまでで初期費用として、SD-jukebox&専用カードリーダ/ライタ・・・7000円
ミュージックキー・・・1500円
SDメモリーカード128M・・・2500円
ということで、iPodシャッフル512Mが買える値段になってしまった。
思いつきというか
なりゆきとゆうか、hotmailに登録だけするつもりがいつのまにかこんなページをつくることに・・・。
特別ネタもないんだが、私はデジタルとゆうかPCとゆうかテクノロジーとゆうか、そんなものが大好きなもので、そのあたりで新しく買ったものとか、使ったものなんかをレビューでもしていこうかな。
昨日アキバで見つけて思わず買ってしまったケータイのモックアップ。(右端V603SHは実機です。)1個500円とちと高いが、欲しかった機種がモックとはいえ手元に置けると、結構嬉しかったりして。普通の人間はケータイ2個も3個も持てないからねえ。ただV601T(写真左からふたつ目)はオレンジが欲しかったなあ。ケータイのモックって売っててもなかなかお目当ての機種って見かけないけど、どっかにどーんと売ってないかしら?