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Archive for 2007年7月

WinFast PX8600GT TDH HDCP対応版 ①

2007年7月29日 コメントを残す
 しばらく前から新しいグラフィックボードを導入するつもりでいながら、いろいろと決心がつかなくて今に至っていたが、今回やっと購入したのはLEADTEKWinFast PX8600GT TDHHDCP対応バージョンである。購入価格は約17,000円といったところ。
 
 実は以前から7月にGeForce8シリーズは価格改定を行うらしいという情報が飛び交っていて、どうせならと思いこれを待っていたわけだが、一向にそんなプレスはなく7月も終わりそうになってきた。またガセだったかと思いつつも、価格改定が行われたわけでもないだろうが実はここ最近8シリーズは確かに値を下げてきており、現在では8600GTで15,000円ちょっとから、同GTSも24,000円くらいの値札がついているものも見かけるようになっており、ここまで下がったら今購入しても大きな後悔はないであろうと判断した。
 
 今回のグラフィックボード導入にあたっての条件は、①ある程度の3D性能があること どうせならDX10対応 ③HDCP対応は必須 私はへヴィゲーマーではないしベンチマーカーでもないので5万も6万もするボードは必要ないが、しかしたまにはPCゲームも嗜みたいのである程度は3D性能が欲しい。で、これから購入するならせっかくVISTAだしDX10に対応したい。従ってGeForceなら8600以上、RADEONなら2600以上ということになる。忘れてはならないのがHDCPに対応していること。なにしろこれがないとブルーレイなどの著作権保護コンテンツの再生ができないのだ。おそらくそう遠くない将来、PC用のブルーレイドライブも普及価格帯に落ちてくるはずで、そのときを見据えておくのがオタクというものである。
 
 リードテックは玉石混淆のこの業界にあって意外と数少ないまともなメーカーのひとつである。たとえばHDCP対応と箱に書いてありながら実は非対応だったなんてことはこの世界ではよくあることで、こうしたトラブルを回避するにはしっかり事前に調査するのももちろんだが、ある程度信頼のおけるメーカーを選択するのも有効であろう。その点、リードテックなら日本法人もあるし安心だ。

CPUクーラー Scythe NINJA mini ほか②

2007年7月15日 コメントを残す
 基本的にファンは口径が大きく回転数が早いほど風量が多ので、効率よく冷やすにはなるべく大きくて高速なファンを選べばいいのだが、回転数が大きいと冷える代わりに騒音が増えるのでうるさいPCになってしまう。騒音と冷却性能は表裏一体の関係にあり、うるさくない範囲でできるだけ高速なものというバランスが重要となる。
 
 まずはケースファンの交換だ。当初はケース前部の吸気ファンを交換するつもりであったが、これだと光る鎌風の風付属のファンコントローラーが定位置であるケース背面部分まで届かないことが判明したため、急遽ケース背面の排気ファンを交換することにした。実はこの光る鎌風の風はその名のとおり発光するので、これによりケース背面の通気口が青く光ることになるが、見た目はともかく交換後のファンは回転数が大きいため、これだけでもエアフローは大きく改善するはずである。
 
 CPUクーラーのNINJA miniは、名前はミニだが実はさほど小さくない。旧モデルで「NINJA」というモデルがあり、それより幾分小さいだけである。最近のCPUクーラーは高性能だが数年前に比べると確実に大型化されている。通常のタワーケースなら問題ないだろうが、私のケースはATXケースとしては世界最小と謳われているAbee製S-1(過去記事07年1月参照)である。ほとんどmicroATX並みのこのケースの内部は当然だが広いはずもなく、大型のパーツは格納できない可能性があった。
 
 実際にIntelのリテールクーラーと交換してみると、まったくぎりぎりのサイズであった。あと1cm大きかったらアウトであっただろう。だがこれにより横から当てるエアーと光る鎌風の風の排気経路が一直線となり、かなり理想的なエアフローを作り出すことができた。
 
 あとは設置上どうしても風が当たらない位置にあるサウスチップをザルマン製のヒートシンクNB47Jに交換したいところであったが、シンクの固定方法が違っていたのみならず既存のヒートシンクの外し方がどうしてもわからず、力技でやってしまうとチップを傷める可能性もあったので残念だが今回は断念した。どなたかIntel製マザーのチップセットクーラーの外し方を知っている方がいたら是非ご教授いただきたい。
 
 こうして改良された自作PCは、マザー各部の温度は当然下がり今のところブルーバックは再発していない。特にCPU温度は通常使用時なら38~39度で収まっており、夏場としては優秀といえる。体感上騒音が増えた感もなく、これで問題がすべて解決されたものかどうかまだ様子を見る必要はあるだろうが、投資分には十分見合う効果があったといっていいだろう。

CPUクーラー Scythe NINJA mini ほか①

2007年7月8日 コメントを残す
 ブルーバックという言葉をご存知だろうか。もともとは映像や表示などにおいて、背景(バックグラウンド)が青い色をしている状態のことを指すが、PCの世界ではWindowsで致命的なエラーが発生した場合にモニタに表示される、青い画面を背景にしたエラーメッセージの俗称である。
 
 たいていの場合、WINDOWSが必要とするファイルやレジストリデータの欠如および破損、または不良メモリモジュールの使用やデバイスドライバなど周辺機器関連のトラブルが主な原因となる。これが頻繁に起こるようだとシステムクラッシュもありうるため速やかにエラー原因を取り除きたいところだが、これがなかなか特定が難しいことなどから、最も見舞われたくないエラーのひとつである。
 
 ここのところ私はそのブルーバックエラーに悩まされていた。何らかのアプリケーションを稼動させているときに起こることもあれば、黙っていてもいつのまにか起こることもある。時期的には911Tのドライバを入れた頃(過去記事07年6月参照)から頻発するようであった為、まずこれを疑い、とりあえず911T関連のソフトウエアをアンインストールし様子を見ることにしたが、それでも事態は改善されない。ブルーバック画面にはエラーの内容が記録されているが、メッセージが0X0000000Aだったり0X0000007Fだったり場合によってまちまちのようであった。
 
 そこでPC内部の熱暴走の可能性を考えるようになった。実は現在の自作PCは今年の1月に組んだものであるから、このマシンはまだ夏を経験していないのである。冬場は気温が低いから問題にならなかったとしても、夏場になりPC内部の熱がうまく排出されないことが熱暴走を引き起こしたとしても不思議ではない。
 
 ケースファンをもっと回転数の大きいものに換えるだけで済ますという手もあったが、どうせやるなら徹底的にやろうと思い直し、熱対策グッズをいくつか用意した。まずはケースファン「光る鎌風の風」。回転数が800rpmから1600rpmまで可変することができ、簡単なファンコンが付属している。次にチップセットクーラー「ZM(ザルマン)NB47J」いわゆるヒートシンクで、マザーボード付属のものより高性能のはずである。そしてCPUクーラー「NINJA mini」。CPUクーラーは種類も多く選ぶのがたいへんだが、最近のトレンドであるヒートパイプ使用、風を横から当てるなどといった点を抑えたモデルであり、先月発売の新製品である。 

ロジクール コードレスレーザーマウスMX610

2007年7月4日 コメントを残す
 現在使用中のマウスには特に不満を覚えているわけではなかったが、たまたま大手家電販売店で処分品でポイント20%とのことで衝動買いしてしまった。ロジクールのコードレスレーザーマウスMX610
 
 マウスといえば今やコードレスは当たり前だが、レーザーマウスは通常の光学式とはまた違い、より正確な追従性を持つのが特徴だ。実はレーザーマウスを使用するのは今回が初めてである。他にも縦だけでなく横方向にもスクロールする水平チルトホイール、PCのON/OFFに電源が連動する自動電源OFF機能、ブラウザの進む/戻るや音量を手元でコントロールできるワンタッチコントロールボタン、Eメール到着時に点灯する受信通知機能など、発売が2005年10月という旧モデルながらかなり多機能なマウスである。またデザイン的にも人が手を置いて自然な位置にボタン類があるなど、グリップ感は秀逸といえる。
 
 接続は無線だが付属のレシーバーをPCのUSB端子に挿入するだけで速やかに認識された。レシーバーの挿入場所がPC背面であろうと、電波がマウスまで届かなくて動きが鈍いようなことは一切なかった。
 
 操作性もマウスとしては何ら不満のない完成度である。しかし、水平スクロール機能は便利だが実は私はすでにこの機能を持つマウスを使用してしまっていて、これをさし引くと機能的に革新的とまではいえなのが正直な感想だ。使いやすいかどうかと言われれば使いやすいのは間違いないが、購入価格4,980円に見合うかと言われれば微妙なところか。もしも今使用しているマウスが一般的なシンプルなマウスで、もう少しいいマウスがほしいと思っているようであれば本製品の満足度は高いだろう。