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Archive for 2010年7月

イヤホン Klipsch Image X5

2010年7月11日 コメントを残す
 先日購入したK450がすっかり気に入ったので、最近は通勤時にヘッドホンを使っているのだが、季節的に暑くなってきたことで躊躇するようになってきた。いくら小さくてもヘッドホンはヘッドホン、耳を覆うかたちとなるので、夏場は正直うっとうしい。それに、ヘッドホンを持ち歩くとなると収納用にそれなりのカバンも持たねばならないが、荷物を少しでも軽くしたいときもある。加えて、ヘッドホンはアームを頭に被せるためどうしても髪型が乱れる。いい年をした中年男性がいまさら髪型を気にするのもどうかという気はするが、事実としてそういうことはある。そうなるとやはりイヤホンの出番となるだろう。だが愛用していたイヤホンのCK7は断線こそしていないが外観はもうぼろぼろである。無理もない、2006年1月から実に4年間に渡ってほぼ毎日使っていたのだから。そこでこの際適当なイヤホンをひとつ購入してみることにした。「適当な」とはいっても、当然CK7のレベル以下には戻れないわけで、そうなると実売で1万円以上をターゲットにしなければならないが、とはいえそう何万円も掛けられるほど懐が暖かいわけでもない。
 
 あれこれ試聴してみた結果、今回はクリプシュのImage X5に決めた。ドライバに、一般的にダイナミック型に比べ解像度か高く繊細な音を出せるといわれるBA(バランスドアーマチュア)方式を採用しており、一度このBA方式のイヤホンを使いたいと思っていた。外観もスタイリッシュでそこそこ高級感もあり、値段も2万円内で収まったのでまあまあ許容範囲内である。
 
 
 
 商品の箱を開けるとまるでアクセサリーのような梱包が目を引く。梱包なんかに金をかけないメーカーも多いが、こうした演出はいいものを購入できたという気にさせてくれてちょっと嬉しい。商品には本体の他、換えのイヤーパットが5種類、クリーニング棒、プラグ変換アダプター2種類、ケースが同梱されていた。このケース、合皮製だがちゃんと箱型となっていて、持ち運びにちょうどよい。
 
 さて音のほうだが、全体的には中音寄りだが高音も低音もちゃんと出ており、若干ドンシャリ傾向がないでもないが元気な感じの音である。このへん味付けのない上位機種のX10との違いが見え隠れするが、RockやPopsメインならむしろX10より楽しく聞けそう。BA型なのにダイナミック型ぽい音だ。
 特筆すべきはその遮音性の高さで、これを付けて音楽を聴いていると周りの音がほとんど聴こえない。ゆえに呼ばれてもまったく気が付かないし、通勤でこれを使うのはひょっとして危険ではないかと思うくらいだ。装着感は良好だが、見ての通り本体が棒状なので耳に入れると耳からイヤホンが生えているようなかっこうとなり、本体自体はかっこいいが装着している姿はある意味かっこ悪い。(><)ただ幸い私は男子にしては髪が長めなので、そのへんは隠せる(笑)。
 
 新品を使いはじめたばかりの今の時点ではまだ解像度がいまひとつで、中低域にかけてぼあぼあ感があるが、今後エージングで変わっていくだろう。経過は追ってレポートしたい。
 
 
カテゴリー:AV