アーカイブ

Archive for 2007年3月

I・Oデータ GV-MVP/RX3

2007年3月26日 コメントを残す
 Windows VISTAのAero上では従来のダイレクトオーバーレイ方式を採用したTVチューナーは動作しない。その為これまで国内で発売されていた主要なメーカーのTVチューナーボードのほとんどはVISTAでは動かないという事態に陥った。メーカーは急遽対応ドライバやソフトの公開をせまられたが、いろいろな理由でVISTA対応を見送るメーカーも多い。
 
 私の愛用していたカノープスMTVX2004も未だVISTA対応ができていない製品のひとつである。というかカノープスはトムソンに買収された後、どうやらコンシューマー分野からはほぼ撤退する様なので、そんな中にあって今更旧製品のサポートにコストをかけてられないというのが正直なところであろう。(カノープスの買収について興味のある方はこちら。)
 
 カノープスのVISTA対応が絶望的となったことで、PCでTVを見たければVISTAに対応したチューナーボードを別途購入しなければならなくなってしまった。そこで私が目をつけたのがIOデータ製GV-MVP/RX3である。
 
 IOデータはいち早く自社製品のVISTA対応を発表したメーカーのひとつである。最近は失速したカノープスに代わって確実にシェアを伸ばし、このRX3も発売が2005年9月と1年以上前にもかかわらず売り上げは絶好調だ。現在もVISTA対応を謳うチューナーボードはそれほど多くないので、VISTA上でチューナーボードを増設しようとした場合最も失敗のない機種はこれか同じくIOデータ製のGX2ではないかと思われたが、導入にあたっては価格の安いRX3を選んだ。
 
 価格が安いといっても実際に使用してみるとなかなか高画質で、実売1万円程度のTVチューナーボードとしては十分な性能であると感じた。実はTVチューナーとしてだけでなく、ビデオキャプチャとしてゲーム機を接続してプレイできればと思っていたが、設定を「ダイレクトプレビュー」にすることでかなりタイムラグは軽減されるものの、やはり微妙に遅れを感じてしまう。これを許せるかどうかは人によって意見の分かれるところだろう。とはいえ全体的によくできた製品であり、買って後悔はないものと思われる。
 
 
 追記・・・本日26日付でカノープスはMTVXのVISTA対応を断念したと発表した。私の予測は的中したことになる。

WINDOWS ムービーメーカーHD

2007年3月23日 コメントを残す
 突然嫁がビデオ編集をしてくれと言ってきた。子供の幼稚園の先生がコトブキ退社するとかで、記念に先生を撮ったシーンをプレゼントしたいらしい。ビデオ編集自体はできないことはなかったが、問題は今回扱うビデオが先日購入したHC-3で撮影したHDV(ハイビジョン)であるということであった。以前使っていたビデオ編集ソフトは従来のDV方式にしか対応していないので、ハイビジョンであるHDVのデータは扱えないのだ。
 
 そこでWindowsに標準搭載されているビデオ編集ソフトである「Windowsムービーメーカー」を使ってみることにした。VISTAの上級バージョンに搭載されているムービーメーカーはHDVに対応しているという何かの記事を見たことを思い出したのだ。
 ムービーメーカーといえばビデオ編集ソフトとは名ばかりのしょぼいソフトという印象(最初の頃は事実そうだった)であったが、今回その認識は完全に覆された。バージョン6となった最新のムービーメーカーは、非常に「使える」ソフトに進化していた。
 
 何といってもHDVに対応しているというのが大きなポイントだが、そのほかにもタイムライン編集ができるようになっていたり、シーン切り替えエフェクトの種類も豊富、タイトルやクレジットの挿入も自在である。細かい点ではビデオカメラからの部分キャプチャーができない(テープ1本丸キャプチャしかできない)とか、タイムライン上に2本以上のムービーを並列できないなどの不満点はあるが、工夫次第でまあなんとかなるレベルである。
 実際キャプチャーにかかる時間は別として、使いたいシーンを分割、シーンの繋ぎにエフェクトをかけ、数枚の写真データを挿入し、BGM、タイトル、クレジット文字を配置させ、さらに「WindowsDVDメーカー」を使ってオーサリングを行い、こうして10分程度のショートDVDを完成させるのに2時間とかからなかった。嫁に合格点をもらえたのはいうまでもない。
 
 HDVカメラを買ったはいいが編集のためにわざわざ別にソフトを用意するのも面倒と思っている人は少なくないと思うが、VISTA(Premium)があればOS標準のソフトで実に手軽にできてしまう。非常に完成度の高いソフトである。

マザーボード Intel DG965WH ④

2007年3月10日 コメントを残す
 VISTA用の新BIOS1649が07/2/27付でアップされていた。
 前回の1618でかなり安定動作してくれるようになったが、未だBIOSの温度表示がおかしかったり、グラフィック周りが怪しかったりしたのでとりあえずアップデートしてみようと思い早速アップデート用プログラムをダウンロードしたのだが、よくわからないが実行するとプログラムが途中で中断されてしまいアップデートできない。なんだこりゃ。しっかりしろよIntel。
 
 ついでに内臓グラフィックG965のVISTA用新ドライバ15.2.0もアップされているが、前回の15.1で散々な目にあったからなぁ・・・今回はほんとに大丈夫かなあ?こちらはしばらく様子を見ようと思います・・・。
 
 あと、PC情報モニターソフトのIntel Desktop UtilityVISTA対応版のバージョン3.0.11がアップされていて、こちらは正常にインストールできた。これでやっとPC内部温度のモニタリングができるようになった。

SONY Handycam HDR-HC3

2007年3月2日 コメントを残す
 一部のビックカメラ店舗にてSONYのハイビジョンハンディカム、HDR-HC3が処分価格で出回っているとの情報を得た。テレビがハイビジョンになったことで、ビデオカメラがSD画質のままではあまりきれいに見えなくなってしまい、しばらく前からハイビジョンビデオカメラの動向には注意していたのだが、HC-3発売からおよそ1年経ち、SONYからはHC-7というニューモデルが出たことで旧製品にあたるHC-3は一気に値を下げたようだ。
 
 週末から限定個数のみ販売とのことで、土曜日の朝開店時刻にあわせて池袋のビッグカメラ本館へ向かったところ、なんとすでに行列ができているではないか。HC-3人気恐るべしと思ったが、どうも行列は当日発売されるナントカのフィギュア目当ての真性オタクの列のようだ。当日は風が強く開店まで店の前で待機するにはきつかったが、乗りかけた船であり、行列に混じって開店を待ったのだが、開店と同時に売り場へ向かったところなんとすでに完売であった。どうも金曜からのセールであったらしい。慌てて店員に他店舗での在庫を確認してもらったところ、パソコン館でまだ在庫があるとのことで、なんとか無事購入することが出来た。69,800円のポイント15%付きであったので、実質59,000円ちょっとというところで、HC-3登場時の価格が14~15万円していたことを考えれば実に半額以下である。当然新機種であるHC-7に機能ではかなわないものの、ハイビジョンビデオカメラがこの値段であるということだけでも大満足である。
 
 ちなみに値段しかHC-3にアドバンテージがなかったのかといえば、じつは個人的な事情も含めていろいろあったのだ。①ソニー機種であるということはメモステを使えるということで、いつのまにかいろいろな容量のメモステが余っているメモステ難民である私の在庫を利用できる。②現在使用中のビデオカメラとレンズ径がたまたま同じなので、所有しているレンズなどのアクセサリー類が流用可能。③HC-7より3のほうがかっちょいい。 など。まあ光学式手振れ補正機能がないとか問題点もないではないが、何度も言うようだがこの価格の前ではたいした問題ではない。5万円台でハイビジョン画像が撮れるのだから。
 
 ところで月曜になって、仕事を終えて夜8時ころ新宿のビックカメラに立ち寄ったところ、なんとHC-3が2台、まだ残っていた・・・ということはつまり、土曜日早朝に寒い思いをして池袋まで出かけたのは、無駄な努力ってやつ?このときあまりに冷えたのがいけなかったのか、水曜には高熱を発し、インフルエンザであることが確認される。。。
カテゴリー:AV