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Archive for 2009年11月

MARSHAL ハードディスクケース MAL-1535B/S

2009年11月22日 コメントを残す
 実は先日のWindows7導入にあたって、それまでのVistaの環境も保険としてしばらく保持していたいと思い、デュアルブートにしようかとかいろいろ方法を考えたのだが、最終的に7は別のハードディスクにクリーンインストールし、Vistaの入ったハードディスクはそのまま保管しておくことにした。こうしておけば、万一Vista環境に戻りたいときは物理的にハードディスクを接続し直せばいい。とはいえその度にいちいちPCケースを開けてSATAケーブルを抜いたり挿したりは結構面倒である。
 
 そこでPCケースの5インチベイを利用してハードディスクを簡単に入れ替えできるユニットを取り付けてみることにし、今回はMARSHAL製のMAL-1535B/Sを購入した。製品は実にシンプルで、PCの5インチベイに取り付け、マザーボードとSATAケーブルを接続し、電源ケーブルを繋ぐだけだ。あとは使いたいときに3.5インチハードディスクを裸のまま挿入するだけである
 
 実際は7のインストールしたハードディスクはPC内部のシャドウベイに取り付けたので、Vista環境に戻りたいときはそちらのSATAケーブルを一旦外したうえで本製品にVista環境のハードディスクを挿入することになるが、それでもたいへん手間が軽減される。また、今後地デジ録画などする際に、録画保存専用のハードディスクを用意し、このベイに差し込んで使用するのもいいかもしれない。
 
 ただ構造がシンプルなだけあって冷却ファンすら付いていないことは認識しておくべきだろう。あまり神経質にならなくてもいいかもしれないが、たとえばPC内部にあまり余裕がなく、熱がこもりがちでしかも夏場だったりした場合、あまりに長時間このベイでハードディスクを使用すると熱暴走を起こさないとも限らないのではないか?最近のハードディスクは発熱が小さくなってきているが、ハードディスクである以上は熱には慎重であるに越したことはないはずだ。安価だし非常に便利な製品であるが、この点のみ気をつけたい。
 
 

地デジチューナー バッファロー DT-H33/PCI

2009年11月15日 コメントを残す
 Windows7の64bit版を導入したおかげで、地デジが見れなくなったことは前回レポートしたとおりだが、これは使用していたバッファローの地デジチューナーDT-H50/PCI過去記事08年6月参照)が64bit対応を見送ったためである。ためしに32bit版ドライバを試してみたがインストールすらできず、こうなったら64bitOSに対応する新しいチューナーを導入するしか道は残されていない。
 
 調べてみるとやっと各社64bitOS対応の製品を発売しはじめたところであった。中でもI・Oデータはなかなか精力的に64bit対応を進めているようだったが、Webで製品レビューなど見るとI・Oデータ製地デジチューナーの不具合レポートの多いこと多いこと、それはもう製品の購入に躊躇するに十分な数であり、結局前回と同じバッファロー製の新製品であるDT-H33/PCIを購入することにした。
 
 購入後 一見して驚いたのはその小ささ。前回DT-H50/PCIを購入したのが2008年6月、このジャンルの第一号製品だったわけだが、それから1年強でカードの大きさは半分以下となった。決して機能を削減しているわけではない。B-CASカードの大きさが決まっているので、これより小さくはできなかったわけだが、先日miniB-CASカードの発表があったので、近い将来地デジチューナーなんてもっともっと小さくなれる可能性がある。参考までにDT-H50との比較写真を載せておこう。もちろん手前の赤いほうが新製品のDT-H33/PCIだ。
 
 
 
 さてこれまで使用していたDT-H50/PCIは一応作動はしていたが、いくつか不満がなかったわけではない。ひとつは視聴ソフトである「PcastTV for地デジ」が非常に扱いにくいソフトであったこと、それとスペック上ではできるはずだったネットワークドライブへの録画記録がなぜかうちの玄箱ではできなかったことである。
 しかし今回の視聴ソフト「PcastTV3」では使いにくい点がだいぶ緩和し、機能はシンプルだが普通に使えるソフトとなっているし、録画記録をネットワーク上の玄箱に設定することも普通にできるようになっていた。またダビング/コピーできるブルーレイメディアが前回はBD-REのみだったが、今回はBD-Rでも可能とのことであり、まだ試していないがその際CMカットなどの簡単な編集もできるようだ。購入後、PCに取り付けて付属のCDからドライバとソフトをインストールすると、全く問題なく地デジを見ることができた。いまのところ何ら不具合もなく、実に安定している。競合するピクセラやI・Oデータ製チューナーに比べると機能的にシンプルすぎるきらいはあるが、安定性重視ならこれで十分かもしれない。
 
 
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Windows7 Professional アップグレード版

2009年11月1日 コメントを残す
 ついにWindows7が発売された。6月くらいに本数限定の先行予約キャンペーンがあり、このとき格安というふれこみでProfessionalのアップグレード版を14,777円で予約したが、発売後になって調べてみるとDSP版ならProfessionalが17,000円前後、Ultimateが25,000円前後で販売されており、価格的なアドバンテージはそんなでもなかったことが判明した。しかも私の予約したアップグレード版は既存のXPもしくはVistaのライセンスにかぶせなければならないので、完全に新しいライセンスとして使用できるDSP版と比べると多少窮屈だ。
 
 こりゃ早まったかなと思ったが、しかしその代わりアップグレード版には32bit版と64bit版の両方のディスクが同梱されていた。もちろん両方同時に使えるわけではなく、どちらかお好きなほうをどうぞということだが、これなら64bitを試してみて、不具合があるなら32bitに換えてしまうことができる。DSP版は購入時に32bitか64bitを選ばなければならないのでこれができない。以上を考慮すれば、アップグレード版が14,777円はそう悪くなかったかもしれないと思い直した。
 
 ところで悩ましいのは32bitにするか64bitにするかである。性能の高いのは64bitといわれているが、これまでの32bit向けのハードウエアやアプリケーションは動かない可能性を孕んでいる。しかしおそらくあと2~3年でトレンドは64bitに置き換わる。やはり今から導入するにあたって目の前に64bitがぶら下がっているのに32bitを選ぶのはオタクらしくなのではないか。
 
 そこで今回は思い切って64bit版を導入することにした。アップグレード版なので、礎となるアップグレード元OSをどれにするか考えたが、アップグレード元のライセンスは潰れてしまうことから、あえてVistaを潰すのはまだもったいないので使っていないXPのHomeを一度インストールし、その上に改めて7を新規インストールした。XPはもちろん32bit版だったが特に問題なくインストールできた。
 
 早速いろいろいじってみたが、「7」の見た目は実はVistaとあまり変わらなかった。だが、vistaでよく起こった挙動不審な感じがかなり改善されているようで、たとえば設定したはずなのに再起動後反映していないとか、スリープからの復帰に失敗するとかvistaではよくあったのだが、いまのところきちんと動いてくれている。あとインストール直後だからということもあるだろうが起動時間が大幅に短縮されていて、PCに電源を入れてから1分程度で使用可能となるのは嬉しい。
 
 心配していた既存のハードウエアやアプリケーションとの互換問題だが、思ったよりよく動いてくれる。中にはvistaでは無理矢理使っていたXP用のアプリが7では逆に普通に使えたりもして、これは嬉しい誤算である。ただし個人的に痛かったのはハードウエアではバッファローの地デジチューナーカードDT-H50/PCIが駄目、アプリケーションではPowerDVD7が駄目だったこと。どちらも64bit環境ではダメなようで、このためPCで地デジが見られなくなり、ブルーレイが見られなくなった。おそらく32bit環境ならなんとかなりそうなのだが、そのうち対応を考えよう。
 
 この土日を使って導入したばかりなのでまだ評価するには早計だが、上記互換問題を除けば第一印象としてはかなりいい感触だ。もしまだXPを使い続けているならぼちぼちアップグレードしてみてもいいのではないだろうか。