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Archive for 2007年12月

DENON DHT-FS1 ホームシアターシステム

2007年12月29日 コメントを残す
 薄型テレビやハイビジョン映像の普及に伴って、テレビで映画を楽しむためのホームシアター用スピーカーが注目されているが、家庭でこれを設置するにはスピーカーの配線が煩雑であったり、ワイヤレスの場合は配線がない代わりに高価であったりしていまひとつ普及に至っていない。ブルーレイで映画を見れるようになって視覚的には高画質を体験できるようになったのに、ディスクにせっかく収められている5.1チャンネルリニアPCMの音声をあいかわらずテレビ内臓のしょぼいスピーカーで聞いているのでは片手落ちというべきだ。最近は、リスナーの背面にスピーカーを設置しなくてもフロントスピーカーとサブウーハーだけで擬似的に5.1chサラウンドをシミュレーションしてしまう「フロントサラウンドシステム」が発売されており、これならお手軽にサラウンドを体験できそうということで、今回はDENONのホームシアターシステムDHT-FS1を購入してみた。
 
 サラウンドシステムというと大掛かりなものを想像してしまいがちだが、本機はテレビ前面にフロントスピーカーを設置し、サブウーハーを部屋の適当な場所に置くだけ、配線もシンプルでセットアップに10分もかからない。ウーハーはある程度の大きさはあるが、他機種に比べればかなりコンパクトなほうである。早速先日購入したまま見ていなかったブルーレイ版「スパイダーマン2」を視聴してみた。
 
 アクション性の高い映画なのでなおさらだが、爆破音、カーチェイスの車の走行音などは迫力が段違いである。台詞も聞き取りやすく、BGMもきれいに聞こえる。やはりテレビ内臓のスピーカーとは別次元の音であると感じた。
 次にPS3でリッジレーサー7をプレイしてみた。ゲームといってあなどるなかれ、ちゃんとドルビーデジタル5.1チャンネル仕様である。他の車を追い越すときなど、左右の車の音がはっきり分離し、これはある意味映画以上の臨場感を体験できる。レースゲームの他では多分FPSなどのプレイには相性が良さそうだ。 
 逆に普通にテレビでバラエティ番組などを見ていると、モードによっては効果音だけが突然大音量で聞こえたりとかして非常にバランスが悪く感じられる部分があった。サラウンドモードは通常の番組は「ステレオ」で、映画は「サラウンド」、音楽は「ワイド」あたりが自然に聞こえるようだ。
 
 但し、擬似5.1チャンネルをシミュレートするわけだから側面や背面からも音が聞こえてくるべきであるが、これには音の壁の反射を利用している(らしい)ことから、きちんと聞こえるようにするには設置場所の条件がそれなりにシビアであることは知っておいたほうがいいだろう。今回はリビングに設置しただけなので、実際のところ側面はともかく背面から音が聞こえることはなかった。他にはサラウンドモードが前述の3種類しかない、イコライザーが簡素で音をあまりいじれない、など若干もの足りない部分はある。得てしてスピーカーというものは性能が値段に比例するので、予算が許すならもう少し高級機種を狙うのもいいかもしれない。
 
 
 
カテゴリー:AV

モンスターハンターポータブル ②

2007年12月23日 コメントを残す
 今更だが、去年の11月に購入したPSP用ゲームモンスターハンターポータブル(過去記事06年11月参照)の総プレイ時間が200時間を越えた。
 今年2月には続編であるモンスターハンターポータブル2ndも発売され、こちらの出荷がPSPゲームとしては初の150万本を突破したのを横目に、なにしろ1作目が全然終わらないもんで私は今だにこれをプレイし続けているのである。過去いろいろなゲームをプレイしてきたが、1本のソフトを200時間遊んだのはこれがはじめてである先日やっとハンターランクが2に昇級したところで、まだまだ遊べてしまえそうな感触だ。モンハンおそるべし。
 
 で、私がプレイしているのを見て子供もこれにはまってしまい、1本のソフトを親子で使いまわすという状況に陥った。
 このモンハンポータブル、実は通信モードが用意されており、PSPが2台以上とそれぞれにソフトが装着されていれば2人以上で協力プレイが可能となる。例えば1人で倒すには厳しいモンスターを2人で協力して倒す、なんてことができるというわけだ。そこで子供用にもう1本購入することにした。発売からかなり経ったソフトなので中古で千円以下で購入することができた。
 
 早速親子でイヤンクックを討伐してきたが、全く何の問題もなく通信で2人同時プレイをすることができた。複数の携帯ゲーム機で同時プレイをするなんて今では当たり前だろうが、結構新鮮である。しかしこんなことやってる親子っているかなぁ。。
 

カテゴリー:ゲーム

筆ぐるめ Ver.15

2007年12月9日 コメントを残す
 今年も年賀状のシーズンがやってきた。
 PCで年賀状をつくるようになってもう何年にもなるが、年賀状作成ソフトも同じ素材を何年も使っていると、結局同じ傾向のイラストや文字を選んでしまいがちで、結果同じような年賀状しかつくれなくなっていたりする。私は数年前にMicrosoftのはがきスタジオ2001を購入し、これをずっと使っていたのだが、前述のようにぼちぼち素材に新鮮味がなくなってきたこと、Vistaではサポート外で挙動不審、さらにMicrosoftは毎年新バージョンをリリースしていたはがきスタジオの開発・販売を終了してしまったことなどから、そろそろ新しい年賀状作成ソフトを導入しようかと思うようになった。
 
 現在、このジャンルは筆王筆まめ筆ぐるめが3大勢力であるが、筆王ははがきスタジオの住所録を直接読み込むことができないことから除外、筆まめか筆ぐるめに絞られたが最終的には店頭にてより値段の安かった筆ぐるめを購入した。実売で3,280円といったところである。
 
 実際に使用してみると、デジカメ写真の取り込みにおいて、使いたい写真データがエクスプローラーでいうところのマイピクチャにあれば直接表示されるのだが、PCのその他の任意のフォルダに写真がある場合はそれを一旦筆ぐるめ上の「みんなのアルバム」という場所へ取り込まないと扱うことができないのが煩わしく感じた。あと私のPCはハイスペックなほうだと思うのでPCのせいではないと思うが、ソフト自体のレスポンスがワンテンポ遅いような気がするのが残念ではある。とはいえテンプレートや素材の数も多いし、使用ガイドが常に表示されるなど主に初心者向けの機能が充実しており一般にはよくできたソフトであろう。
 
 こうしたソフトは実は年賀状以外のはがきもつくれるわけだが、今となってははがきを出さねばならないシーンはもうあまり思いつかない。たぶんこのソフトの出番は年一回年賀状を出す時だけという気がする。だが値段も安いし向こう数年使えるとするならばまあまあの投資といえるだろう。