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Archive for 2006年5月

インターネットエクスプローラー7 ベータ2

2006年5月31日 コメントを残す
 来年1月に発売予定の次期Windows、Vistaの登場を前に、これに標準搭載されるブラウザ、Internet Exprorer 7のベータ2バージョンが一般公開された。すでにマイクロソフトの公式HPからダウンロードして試用可能となっている。
 思えば現行のバージョン6の登場がかれこれ5年ほど前なので、ずいぶん久々のメジャーバージョンアップとなる。そこで早速ダウンロードして使用してみることにした。
 
 しかしインストールしてPC再起動後、何をしてもインターネットエクスプローラー(以下IE)が立ち上がらない。はたと思いついてウイルス駆除ソフトなど常駐ソフトを切ったうえで再インストールしたところ、今度は正常に起動した。最近のソフトはウイルス駆除ソフトが常駐しているくらいでは何ら問題ない場合が多かったのであまり意識していなかったが、意外とシビアである。まだベータ版だからなのかもしれない。
 
 さて、起動させてみて最初に驚くのは、メニューバーがないことだろう。Altキーで出現するようになるが、これは画面をなるべく広く取るためとのこと。なるほどとは思うが、慣れるまではなにか落ち着かない。機能的なところではまずタブブラウジングが可能となったこと。これは実はOperaFireFoxではとっくに実装していた機能だが、やっとIEでも使えることとなる。あとは標準で検索バーが付いたこと、フィッシングサイト警告機能、印刷の際にページがはみださない機能、などここ最近のトレンドをおさえた内容となっている。ただ、逆を言うと画期的と言えるほどの機能は見当たらない気がする。
 
 とはいえ標準でこれだけの機能を実装していることは便利には違いない。ベータ版なので使用中どんな不具合が起こっても自己責任であるが、私が試用した限りにおいては致命的な欠陥はまだ起こっていない。一足先にIE7でVistaの一端に触れてみるのも悪くないと思うが、どうだろうか。

スピーカー バッファローBSPK-MA03/BW

2006年5月25日 コメントを残す
 子供にPCをあてがったところ、音が聞こえないと言い出した。一応PC内部用スピーカーユニットは取り付けたが、壊れているのか確かに全く音が鳴らない。しかしこれはどうせ音が鳴ったとしても、せいぜいマウスのクリック音とか、操作エラー時のピーブ音が鳴ったのがわかる程度であり、いわゆる「音を聴く」用途には程遠いしろものであることには違いない。そこで一応「音が聴ける」くらいのスピーカーを設置してもいいかと思いはじめた。
 
 そんな折、たまたま特価で販売されていたのがバッファローBSPK-MA03/BW。980円という破格値で購入した。通常は3千円程度で販売されているのでお買い得と言ってしまっていいだろう。スピーカーというものは安いものは数百円から高いものは数万円まで多種多様であるが、性能は値段にほぼ比例する。1万円程度出せばそこそこのものが買えるが、PCの場合はPC側のサウンドカードの性能も関係するので、やみくもにスピーカーだけにお金をかけても思ったほどの効果が得られない場合もある。
 ましてやマザーボード付属のAC97チップのみでの再生では限界があるが、それでも最近ではイコライザーが付いたり、5~7チャンネルサラウンドをサポートするなどそれなりに多機能になってきている。実際、今回はオンボードのサウンド機能そのままでライン接続したのみだが、まあ普通に聴ける音であった。PCで音楽を聴くなら、このくらいの投資はしても後悔はしないだろう。
 
 それにしても、今回は子供に使わせるのがメインなのでWindows上には子供用の制限付アカウントを作ったのだが、この制限ユーザーというのはホントにいろいろ制限が多くて驚いた。いつもは自分が管理者アカウントを使うのでやりたい放題なのだが、制限ユーザーはSonicStage(最近はMoraをよく利用するので音楽再生にはこれを使う。)でネットワークドライブから音楽を取り込むこともできなかった。

Windows XP MediaCenterEdition 2005

2006年5月21日 コメントを残す
 先日余ったパーツで子供用に1台PCを組んだ(過去記事3月2日参照)ことを覚えているだろうか?このときはなるべく安く上げることも課題としていたため、いろいろ苦労して手持ちのWindows 98をインストールした。
 しかしその後、各種デバイスのドライバがうまく動作しないなどの不具合が多発し、いろいろいじっているうちに起動ディスクが壊れてしまったこともあり、もうほとほと疲れてしまったので、思い切ってXPを1枚購入することにした。
 すでにHome EditionProfessional は両方体験済みであることから、どうせ買うならまだいじっていないバージョンのものがいいと考えた私が手にしたのはこれである。XP Media Center Edition 2005。
 
  Media Center Editionは国内では大手PCメーカーがプリインストールOSとしてほとんど採用しなかった為一般にはあまり知られていないが、簡単に言うとPCでテレビや音楽あるいはDVDの鑑賞といったAV要素を容易に操作できるようにしたバージョンである。価格的にはHome EditionとProfessionalの中間といった扱いであったが、最近はOEM版でHomeとの差がほとんどないこともあり、せっかくなので試してみることにした。OSのOEM版は他のパーツと一緒に購入せねばならないため、フロッピーユニットとのセットを購入した。これが最も安価であり12,600円であった。
 
 購入してからわかったのだが、このMedia Center Edition(以下MCE)はCD2枚組みであった。おそらく新機能の「メディアセンター」と「SP2(サービスパック)」分容量が多いためと思われる。
 XPはCDブートなのでインストールは非常に簡単であった。ただ途中、CDを2枚目のディスクに交換し、その後もう一度最初のディスクに戻さねばならないのだが、このときの指示の文章が間違えていることには注意が必要である。こういうことは海外のソフトを日本訳する場合にはよくあることだが、仮にもマイクロソフトともあろうものがOSであるWindowsのインストールでこれをやってしまってはいかんと思う。
 
 さてWindows的なことでいえばこのMCE、多少ツールバーの色が違うとか以外は外見もほぼ他のXPと変わらないが、「メディアセンター」というツールを立ち上げればWindowsの顔が引っ込み、統合メディアサーバーといった様相に変わる。詳しくはまだこれからだが、別売りのリモコンなどを使ってAV風に操作できるようだ。
 またただのWindowsとしても、Homeでは省かれていたセキュリティ機能やリモートデスクトップなどが実装されている為、ほぼprofessionalと同等でありながらHome並みの価格ということであり、非常にお得であるともいえる。
 
 OSがXPになったことで、自作機は何の問題もなく動作するようになった。以前ジャンクで購入した無線LANカード(過去記事1月14日参照)を使用し、家庭内LANネットワークも無事構築完了。子供も興味をもち自らPCの電源を入れるようになった。
 
 さていいことづくめのようなMCEだが、しかし余談だが、なぜ大手PCメーカーがこれを採用しないのか?気になる方はこちらの記事など参考にしてみてほしい。まあこれからXPを導入しようと思った場合は、Homeを買うならMCEの方がいいかも知れない。但し、国内ではOEM版しか存在していないので自作ユーザーのみ対象ということになるか・・・。

三菱 DVD+R DL(片面2層)2.4倍速

2006年5月14日 コメントを残す
 以前RITEK製の2層DVD+Rディスクを試してみた記事(過去記事4月9日参照)を覚えているだろうか?このとき使用した激安2層ディスクは、結局安定して書き込めるメディアとは言えない結果に終わってしまった。しかしこれはメディアの問題なのか、あるいはドライブとの相性問題なのか、はっきりしなかった感も否めず、特にpioneerのDVDドライブDVR-A09Jにとってはドライブ不良とも受け取られかねない結果であったこともあり、敗者復活というわけではないがPioneerの名誉を挽回させてみることにした。
 
 今回はメディアをちゃんとしたメジャー国産ブランド品である三菱製を使用。これにおよそ7ギガの音声付映像データを前回と同じBHA製ライティングソフトB’s Recorder Gold8にて書き込んだ。
 三菱製の+R2層メディアはこの種のメディアとしては早くから発売されている定番メディアである。最近では価格もこなれてきて、アキバでは5枚組み2,900円程度で購入できる。1枚あたり580円くらいの計算となり、これはその昔カセットテープが1本数百円したことを考えると不当に高い価格ではないだろう。しかも規格では2.4倍速であるが、特定のドライブではそれ以上のオーバースピードでライトできる場合も多い。実際、A09Jでは6倍速書き込みが可能であった。6倍速は結構早い。2.4倍速では40分程度かかったのが15分強で終了する。
 
 さてこうしてライティングされたDVDは、PC、DVDレコーダー東芝RD、プレイステーション2のどのハードでも全く問題なく再生することができた。これで決してPioneerのドライブが悪いわけではないことが証明された。激安メディアを使用してエラーが発生してしまうリスクを考慮すれば、やはりメディアはメジャー国産製が安心といえる。

CANON PIXUS MP450

2006年5月7日 コメントを残す
 田舎の両親にお古のノートPCを譲渡して1年、ろくに使えてないはずなのに最近ではプリンターが欲しいなどと言い出すので、とりあえず素人でも使えそうなプリンターを贈呈することにした。ということで今回私が選んだのはCANONの複合機MP450
 
 単体のプリンターとなるとどうしてもPCからの操作となるが、複合機であれば単体のカラーコピー機としても使用できる。ちょっと前までは複合機といえば置き場所にも困るほどの大きさであったが、本機MP450は通常のプリンター並の大きさでかなりコンパクト、複合機なのでもちろんスキャナー機能付き、加えて液晶窓で操作方法や写真のモニターまでできてしかもカラー、これだけの機能が付いてなんと実売15,000円程度である。思わず唸るほど安い。
 連休を利用して田舎へ帰省した私は、早速本機をセットアップした。
 
 まず第一印象だが、ぱっと見た目の本体質感はかなり良い。ボタンも大きめで表示が日本語なので素人でも使いやすいと思われる。だがいじってみると、給紙部分の用紙ガイドの動きがあまりスムースでないとか、排紙トレイと本体の噛み合いがきついとか、いろいろコストを削った反動と思われる部分がないではないが、これは値段を考えると仕方がないかもしれない。
 
 しかし肝心の機能のほうは、もう十分と言える性能である。まず操作はかなり簡単で、多少知識のある人なら説明書など見なくても大丈夫であろう。プリントの品質でいうと、私はPIXUSのiP7100という機種を常用していてこれはプリンターとしてはMP450より上位の機種であるが、正直品質の差はわからなかった。ましてやライトユーザーにとっては十分な品質であろう。
  デジカメなどのメモリーカードから直でプリントできる機能も、PCを介さないで済むという点では初心者にも易しい。この場合液晶モニターで写真を確認しながらプリントできるのでこれも便利だ。ただ液晶画面自体の画素が粗いのは、やはり値段を考えれば仕方がない点だろう。
 カラーコピー機能も単体で動作できるのでたいへん便利だ。品質的には写真でもそこそこいけるくらいの性能で、雑誌のページをコピーするくらいなら必要十分といえる。何度も言うがこれだけできて実売15,000円は安すぎるくらいだ。
 
 全体的にはライトユーザー向けの機種ではあるが、だからといって個々の機能が劣っているわけではないので、マニアでもなければ満足度は高いと感じた。ただひとつ、私にとって致命的なのがCDレーベル印刷の機能がないことである。これさえあれば乗り換えてもいいくらいなのだが、残念である。
 
 ところで田舎の両親だが、ひととおり説明はしてきたが理解したかどうか甚だ不安である。彼らが使いこなせるようなら、この製品のコンセプトは大当たりということになりそうだが、はたして?

ADSLスプリッタ BUFFALO IGM2-FSAC-SP

2006年5月1日 コメントを残す
 アキバをうろついていると怪しい人だかりに遭遇する場合がある。ショップで限定品を店頭に並べているときもあるし、素性の不明な業者がジャンク扱いで商品を捌いていることもある。
 今回はたまたま素性のよくわからない業者が路地でジャンクとしてモデムやケーブルなどの通信関連品を売りさばいていた。当然動作保障はないが、その代わり格安・・・というかほとんどタダのような値段であった。
 多くはゴミに近かったが、中には面白そうなものもあった。私が購入してしまったのはバッファロー製のADSLスプリッタ、IGM2-FSAC-SP。150円の値が付いていた。
 
 スプリッタとは、電話回線を使ってADSL接続をする際に、音声信号とデータ信号を分離させる装置である。今まで私はADSL回線契約時に業者からレンタル扱いのモデムと一緒に送付されてきたものをそのままずっと使用していた。この装置の品質の良し悪しが回線のスピードに影響を及ぼす場合があるということは知っていたが、特に交換するまでには至っていなかった。
 しかしまあ今回は150円ということで、実験してみることにした。一応ノイズフィルタ機能付、雷サージ遮断機能付であり、速度が上がらなくてもこれだけでもよかろう。
 
 結果は、それぞれ3回計測平均値で交換前下り2.8M→交換後3.0M0.2Mのアップである。0.2Mの速度の違いは、体感不可であるどころか誤差のようなものであるが、しかし確かに上がったことは上がった。もしかすると電話の音声品質も上がっているかも知れないと思い時報を聞いてみたが、案の定交換前との違いはわからなかった。
 ・・・・もう150円でこれ以上なにも言うまい。