メモリースティックＰＲＯ Duo ２ＧB

　ＰＳ３のゲームアーカイブスより、過去のＰＳタイトルをダウンロード購入しＰＳＰでプレイできるようになったことで、ＰＳＰのゲームタイトルは飛躍的に増加しそうである。すでに、現在１８本のタイトルが購入可能であり、今後も月９本程度づつ供給されるとなると、もちろんその全てを購入するわけではないが、これを保存するＰＳＰのメモリースティック容量はいくらあっても足りない。

　そうなると必然的に容量の大きいメモステが必要となってくる。メモステの価格相場はＳＤカードに比べると高いが、それでも最近はかなり下がってきた。例によってアキバをじっくり探したところ、スポットではあったが容量２ＧＢのメモステを６，３００円で入手できた。記憶では２年ほど前に５１２メガを６，９９９円で購入したことがあり、長い目で見ればメモステも大容量化、低価格化が確実に進んでいるのがわかる。

 

　さて現在私のＰＳＰに搭載しているメモステは５１２メガ、ここにゲームの体験版やら先日ゲームアーカイブスで購入したバイオハザードなどが納められていて、もはや空きはほとんどない状態であったため、これを丸ごと新しく購入した２ギガのメモステにコピーすることにした。手順は５１２メガのメモステをＰＣに接続し、中身をエクスプローラーなどで普通にコピーし新しいメモステに貼り付けるだけで完了である。コピーデータで作った２ギガのメモステからでも、何の問題もなくゲームをプレイすることが出来た。（但し、コピーしたゲームを別のＰＳＰでは起動できないようだ。）ということはつまり、ゲームアーカイブスで購入したゲームはＰＣ上でバックアップが可能ということである。これは重要なポイントだ。

 

　空き容量が増えたので、ゲームアーカイブスよりＲ－ＴＹＰＥＳを購入した。昔アーケードで数万円を注ぎ込んだシューティングゲームである。これが２０年後５２５円で購入できて携帯ゲーム機でプレイできるようになるとは、当時の私は思ってもいなかった。

　余談だがこのＲ－ＴＹＰＥ、非常に難しい。私も年をとって昔より確実にウデが落ちている。

グランツーリスモＨＤコンセプト

　今日は記事をもうひとつアップしておこう。

 

　グランツーリスモＨＤコンセプトはＰＳ３用の最新ゲームタイトルでありながら、ＰＳ３上から繋がるオンラインショップ「ＰＬＡＹＳＴＡＴＩＯＮ＠Ｓｔｏｒｅ」にて１２月２４日から無料でダウンロードができる。もともと製品版として開発されていたものが、事情により規模を縮小してＰＳ３ユーザーヘのクリスマスプレゼントとなったわけだ。

 

　２４日０時、ストアへアクセスしたところ、すでに配信が開始されていたので早速ダウンロードした。回線スピードがおそろしく遅く、こりゃ４時間くらいかかりそうだなと思ったところ、ダウンロードが終了したのは本当に４時だった。

　私は歴代のシリーズをプレイしていないので何だが、ゲームとしての爽快感を演出する「リッジレーサー」などと違い、実際に運転するようにきちんと減速したりカウンターをあてたりしないとタイムを縮められない「グランツーリスモ」はある意味非常にストイックなゲームであると感じた。ただグラフィックはさすがであり、十分最先端を感じられるものであった。タダにしては出来すぎである。

 

　ところで２４日夜現在、ストアにはアクセス不能状態が続いている。これのダウンロードに一人数時間かかるとして、相当な回線の渋滞が起こっているであろうことは想像に難くない。ゲームアーカイブスからＲ－ＴＹＰＥを買いたいんだけど、いつになったらアクセスできるやら・・・。

PLAYSTATION 3 ④

　ＰＳ３はブルーレイドライブの他、６０ギガモデルのみだがメモリーカードスロットを搭載しており、またＵＳＢ端子からＵＳＢマスストレージ対応の外付けデバイスを認識できるらしい。今回はこのあたりを検証してみよう。想定されるシーンとしては例えば、デジカメで撮った写真を大画面テレビで家族で鑑賞するなどの使い方ができるわけだ。

 

　たまたま２．５インチハードディスクがひとつ余っていたので、これをＵＳＢマスストレージとして使用できるケース「玄蔵」を購入、写真やビデオなど適当なファイルを記録し、これをＰＳ３にＵＳＢ接続した。ところが、一応メディアの認識はしているようだが「表示できるファイルがありません」とメッセージが出てしまう。メモステでも同様の実験を試みたが、結果は同じである。

 

　原因がわからず散々いろいろ試したあげく、マニュアルを読んでやっとわかった。実はメディアに記録されているデータを読むには、（１）ルールに沿ったフォルダ階層を作っておく。具体的には「ＶＩＤＥＯ」「ＭＵＳＩＣ」「ＰＩＣＴＵＲＥ」などのフォルダを置き、その中に各種ファイルを入れておく必要がある。（２）もしくは△ボタンを押すことで「全てのファイルを見る」ことができるようになる。

　日ごろからマニュアルなどほとんど読まない私が悪いのだが、これにはまいった。方法は（１）か（２）のうちどちらでもよいが、写真データなんかはきちんと「ＰＩＣＴＵＲＥ」フォルダに入れておけばサムネイル表示もしてくれるので、（１）の方法のほうが便利であろう。

 

　ただ再生できるファイル形式は静止画はほぼＪＰＧなので問題ないが、動画はＷＭＶ、ＡＶＩなどわりとメジャーなファイル形式でも読めないものも多く、特にＤＶカメラから抽出したＡＶＩファイルも読めないのは何とかしてもらいたい。このあたりは今後のファームアップに期待したい。まあなにかと制約は多いが、ファイルの再生や展開自体は早いので充分実用的であるといえる。ウチのテレビにはＳＤカードスロットが付いていて、ＳＤカードに記録している写真データを大画面で鑑賞できますなんてことになっているが、ファイルが表示されるのに１０秒以上かかるのでストレスが溜まり実用性には欠けていたものだが、ＰＳ３ならストレスなく鑑賞可能である。

 

　ただ希望としては、せっかく無線ＬＡＮを搭載しているのだから、ネットワーク上の他のＰＣや「玄箱」などのＮＡＳに保存しているファイルを直接無線でＰＳ３が読めるような、いわゆるネットワークメディアプレイヤーとして使用できたら非常に便利だ。これは技術的には十分可能と思うのだが、将来のバージョンアップで是非実現してほしい。

PLAYSTATION 3 ③

　ＰＳ３に同梱されている接続ケーブルはコンポジットケーブルである。黄色の映像用端子と、赤と白の音声用端子の３本がセットになったやつだ。何度かこの話はしたかもしれないが、接続方法としてはコンポジット接続は最も一般的ではあるが、最も画質は劣る。なぜ高画質を売りとするＰＳ３でこれが同梱されているのか不明だが、まあコストの問題とかいろいろあるのかもしれない。

 

　しかしこのコンポジット接続でも、ＰＳ３の画像は十分キレイといえるものであった。とはいえ、せっかくＰＳ３とＨＤテレビを持っていながら、コンポジット接続４８０ｉ画面で済ますのはもったいなすぎる。ここはやはり、ＨＤＭＩ接続にするべきであろう。

　だが大手家電店で見つけたＨＤＭＩケーブルは１メートル長で３，８００円程度と、気軽に買える値段とはいいがたい。そこで私はＰＣパーツ屋でノーブランドのバルクケーブルを探し当てた。メーカー保障も何もないが、９８０円で入手できた。

 

　早速ＰＳ３とテレビをＨＤＭＩで接続し、ＰＳ３の電源を入れた。しかし、テレビには何も映らない。何度も接続を確認するが、接続自体は間違っていないようだ。コンポジットに戻すと、映る。さては不良品に当たってしまったかと思ったが、そういえばＰＳ３にケーブルの接続方法の設定画面があったことを思い出した。

　つまり、手順はこうだ。ＰＳ３とテレビはコンポジットケーブルとＨＤＭＩケーブル両方を接続する。⇒コンポジット接続したチャンネル上で設定画面を開き、ＨＤＭＩ接続を選択する。⇒テレビの接続チャンネルをＨＤＭＩチャンネルに変えると、ここではじめてＨＤＭＩ接続画面が見られる。⇒ＨＤＭＩ接続を確定させたらコンポジットケーブルを外す。・・・ということだ。接続しただけで自動認識するものとばかり思っていたので、あやうくケーブルを不良品扱いしてしまうところであった。

 

　で、ＨＤＭＩで接続したＰＳ３の画質は、はっきりいってコンポジットとは別次元である。リッジレーサー７では車のみならず背景やコース脇の木々までも高精細、ブラストファクターでも水面のゆらぎ、光の飛び散り方などが非常に繊細に描かれていて、もうコンポジットの４８０ｉには戻れないと感じた。もしＨＤテレビにコンポジット接続でＰＳ３を使用している方がいるなら、ぜひＨＤＭＩを導入してみてほしい。９８０円なら安いものである。

PLAYSTATION 3 ②

　現在のところあまりぱっとしたゲームタイトルがないのでソフトは買わない予定であったが、とりあえずお試し用に１本買ってみることにした。レジスタンスの世界観なんか結構好みであったが、以前ハーフライフのレポート（過去記事２００５年８月参照）でも書いたとおり、私はＦＰＳではひどい３Ｄ酔いを起こしてしまうので、それ以外ということで結局機動戦士ガンダム・ターゲットインサイトを購入した。

 

　このゲームは「腕だけ破壊」「頭だけ破損」などの部位単位のダメージや、撃たれると機体にその跡が残るといった芸の細かい演出がなされ、ガンダムものといっても雰囲気はフロントミッションなんかに近い。が、内容はシビアというのか大味というのか、なんだかよくわからないうちに撃たれまくっていたりして、私のウデが悪いせいもあるだろうがゲームとしての出来は正直イマイチであった。ビジュアルの方はなかなかのものだが、ガンダムが大好きというのでもなければ購入はやめといたほうが無難であろう。

 

　ところでこのＰＳ３、オンラインにすることでＰＬＡＹＳＴＡＴＩＯＮ＠ＳＴＯＲＥというオンラインショップにアクセスできるようになり、ここでゲームのダウンロード購入ができる。ここに無料の体験版がふたつ置いてあった。ひとつはリッジレーサー７。定番のレースゲームで１ステージのみだが絵もキレイで枯れたジャンルでもあり誰でも楽しめるだろう。もうひとつがブラストファクター。Ｒｅｚなんかに通じる新感覚のシューティングゲームだがこれは短いがなかなかおもしろかった。こちらはオンラインで８４０円で購入できるのできっとそのうち買ってしまうだろう。

 

　更にテレビＣＭでも紹介されているが、初代ＰＳのゲームをダウンロード購入してＰＳＰでプレイできる。現在のところまだタイトルは少ないが、ラインナップが拡充されればＰＳＰでプレイできるゲームが飛躍的に増えるわけで、これはおもしろい試みである。ためしにバイオハザード・ディレクターズカットを購入してみたが、ＰＳ３でダウンロードとそれをＰＳＰに転送するのに結構（２０分程度？）時間がかかったものの、セットアップ後は特に問題なく普通にプレイすることができた。ＰＳＰでバイオハザードができるとは思ってなかったので結構新鮮だったりして、最近はこればかりやっている。

PLAYSTATION 3

　品薄のＰＬＡＹＳＴＡＴＩＯＮ３をとうとう入手することができた。どこへ行っても売り切れ中であり、こりゃ年内の入手は難しいかなと思っていたが、近所のスーパーのチラシに「１０日（日）限定３０個入荷」の情報を発見、朝イチで整理券が配布されるとのことで、開店時間ぴったりに入店したところ２４番目の整理券をもらうことができた。３０個のうちの２４番目だとしたらかなりぎりぎりということになるが、どうやら実際にはもう少し入荷していたようだった。このブログの更新内容が最近ぱっとしなかったのも、実はＰＳ３購入にあたって資金を温存していたためである。

 

　実はこれまでも、ある時は仕事が終わって帰宅途中立ち寄ったショップで大きな紙袋を持ってほんの少し前に購入した風の数人を見かけたり、ある時は行列ができてたので並んでみたがレジ到達前に完売してたりと、なかなか入手できない状況が続いていた。これまで新宿やアキバなどのメジャースポットで商品の探察を続けていたが、近所のスーパーというのは案外穴場である。実際会社の先輩も近所のスーパーでＷｉｉを入手できたといっていた。

 

　さてそのＷｉｉの方も非常な品薄状態が続いているが、これらにＸＢＯＸ３６０も加えたいわゆる「次世代ゲーム機」と呼ばれる中で購入にあたって他に競合があったかというと、私はＰＳ３以外はあまり興味がなかったりする。ＸＢＯＸ３６０は最近結構おもしろそうなゲームタイトルが出てきておりその点では注意をしているが、Ｗｉｉとなるとやりたいゲームタイトルもないし、ハードとしての魅力もいまいちである。ＤＳもそうだったがやはり女子供向けという印象が強い。

 

　ＰＳ３は価格こそ高いが、機能を考えたら激安としかいえない。世界初のブルーレイプレイヤーが５万円で買えるのを安いといわずに何と言おうか。標準でハードディスクを搭載し、数多くのメディアフォーマットを再生でき、ネットに繋がり、ＨＤＭＩまで付いている。ここまで多機能なプラットフォームは他にはあるまい。またネットに繋がることでファームのアップデートが容易であり、これによりＰＳＰのように今後も新機能が追加されるのは間違いない。

 

　懸念があるとすれば、ブルーレイの認知が広まるかどうかということだ。これはいわゆる「ハイビジョン」がどれだけ一般に理解されているかという問題にも繋がっている。レンタルビデオ店に行くとよくわかるが、未だにＶＨＳを借りる人は決して珍しくない。やっと世間一般でＤＶＤが普及したかどうかというこのタイミングで、次世代ＤＶＤをどれだけの人が認知してくれるだろう。これさえクリアできれば、ＰＳ３がどれだけお買い得かわかろうというものだが。