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Archive for 2007年4月

PRODIGY7.1XT

2007年4月14日 コメントを残す
 これまで愛用していたサウンドボードE-Mu0404のVISTA用ドライバが現在のところアナウンスされていないため、これに代わる新しいサウンドボードを導入すべきところではあったが、DG965WHマザーボードのHDオーディオが思いのほか良い音であったので、いっそこのままでもいいかと思いはじめていた。しかし録音する用途もあることを考えるとやはりオンボードでは不安が残る。VISTAで動き、ASIOにも対応したアナログ出力の音が良いサウンドボードはないだろうか。
 最も無難なのはCREATIVE社のサウンドブラスターX-Fiシリーズであったが、他におもしろそうなボードを見つけてしまった。エゴシステムズ社のAUDIOTRAKシリーズ、PRODIGY7.1XT
 
 何といっても特徴的な白い基盤に大型のコンデンサ、実にいい面構えである。ONKYOのSE200PCIなんかも大型コンデンサを惜しみなく使用しもはや石油コンビナートと見紛うばかりであるが、この顔を見ただけでこの製品に間違いないことがわかる。ちなみにPRODIGYで使っているコンデンサは世界最高品質といわれる日本のルビコン製だ。
 
 ASIOにも対応しているのでDTM用途でも使えそうだし、DirectWireという機能を使えばドライバの違うアプリケーション間でも音声のやり取りが可能になる。具体的にはMORAなどから購入したDRM制限つきのATRAC3ファイルをSonicStageで再生させながらそのまま波形編集ソフトなどにWAVファイルとしてPC上で録音してしまえるということだ。いちいちアナログ録音のためにプレーヤーからコードを引っ張ってLINE入力する必要もない。これは便利である。
 またオペアンプ(アナログ演算増幅器)を自由に交換することができ、これにより音の傾向をハードウエアレベルで変化させられる。そこまでするかどうかは別としてこうした細かい仕様が実にマニア心をくすぐるのだ。
 
 実際に使用してみた第一印象は、オンボードのHDオーディオが結構いい音であったので劇的に音質が向上したという感はないが、CD再生とMP3再生の音の違いははっきり感じられる。0404が中高域きらびやかな印象であったのに対しこちらは元ソースをそのまま加工なしに再生する傾向で、言うなればいい音で再生できるかどうかは元ソースの品質次第ということであろう。もっともエージング前であるので、今後傾向は変わってくるかもしれない。
 
 サウンドボードといえばモノによってできることできないことがバラバラである場合が多いが、これは驚くほどの多機能で何もあきらめずに済むのがありがたい。エージング後が楽しみである。

バーチャファイター5

2007年4月2日 コメントを残す
 購入する予定はなかったのだが、たまたまショップで値を下げていたのでつい買ってしまった。PS3用ゲームソフトバーチャファイター5。バーチャファイターといえば3D格闘ゲームの祖であり、ナムコの鉄拳シリーズと並ぶこのジャンルの定番タイトルである。キャラクター数が多く動物や悪魔まで操作できる鉄拳シリーズに比べ、バーチャは一貫してリアルに重点を置き人間の動きを表現することにこだわってきたおかげで、今となっては非常にストイックなゲームに感じられてしまう。正直、セールスもあまり芳しくないのではないかと思われた。
 
 PS3版となりグラフィックは当然だが過去最高のできであるが、プレイして思ったのはやはりなにか物足りないなあということである。微妙に終わった感のあるこのジャンルで新作をリリースしていくこと自体たいへんなことであるはずで、それは理解できつつ、バーチャファイターでいえば2、鉄拳は3あたりでやれることはやりつくしてしまい、その後はグラフィックは進化してもゲームの本質はもう変わりようがないというのがひしひしと感じられる。もはやこのジャンルが花形となることはないであろうが、鉄拳は現在6が製作されている。バーチャは次があるだろうか?残念だがこれも時の流れというものであろう。
 
 ところで私もすっかり腕が落ちたらしく、かつて得意だったキャラクターでプレイしてもさっぱり勝てなくなっていた。これもまた時の流れというものだ。
カテゴリー:ゲーム